公益財団法人 日本刀文化振興協会
Sword Masters

日本刀名匠

Overview

概要

『日本刀名匠(各分野)』認定制度の制定について

平成21年12月に刀剣界における最初の公益財団法人認定を得て、令和3年7月22日から「第11回新作日本刀 研磨 外装 刀職技術展覧会」の開催を迎えるまでになりました。この間、刀職者の皆様の絶え間ない研鑽と努力により刀職技術伝承・技量向上は着実にその成果を挙げてまいりました。

過去の展覧会の実績を振り返り、刀職者として既に審査員を務めるまでの域に達し、充分卓越した技量と認められ、もはや今後コンクールの審査対象外として申し分のない方々を協会としてどう処遇すべきか、またその際どのような称号を授けるのが適切か、など長年審議してまいりました。公益財団法人としてスタートした各事業ですが10年を経て、この度、内閣府に対し現在の時勢に合わせた事業体系変更申請を行い、その結果5月31日付けで内閣総理大臣から事業体系変更認定をいただき、その中の公益事業として『日本刀名匠(各分野)』という呼称で認定制度を作りました。いわば「現代版刀職者マイスター」とも言える名工認定の位置づけであります。

令和3年7月吉日

『日本刀名匠(各分野)』認定制度の主なポイント

  1. 文化庁並びに経済産業省等、関係官庁の後援を受けた展覧会の成績を認定基準とする。
  2. 認定者に『日本刀名匠』という刀職者の「名工の証」である称号を授与する。
  3. 認定者は以降、当協会主催の展覧会における出品に際しては審査対象外とする。
  4. 『日本刀名匠』認定規程に基づき、公正な審査のもと会員の中から選任する。
  5. 認定者の賞歴・プロフィールは本サイトで順次公開する。
  6. 各分野:作刀・刀身彫刻・研磨・刀装具(鐔・小道具)・白銀・鞘(白鞘・拵下地・拵)・柄巻・鞘塗。
  7. 認定書に英語表記を併記することにより、広く国内外でも通じる表記にする。

Fields

分野一覧

日本語表記 英語表記
日本刀名匠(作刀) Certified Master Japanese Swordsmith
日本刀名匠(刀身彫刻) Certified Master Japanese Blade Carver
日本刀名匠(研磨) Certified Master Japanese Sword Polisher
日本刀名匠(刀装具)《鐔・小道具》 Certified Master Japanese Sword Fittings
日本刀名匠(白銀) Certified Master Japanese Sword Habaki
日本刀名匠(鞘)《白鞘・拵下地・拵》 Certified Master Japanese Sword Scabbard
日本刀名匠(柄巻) Certified Master Japanese Sword Handle Wrapper
日本刀名匠(鞘塗) Certified Master Japanese Sword Scabbard Lacquerer
Regulations
認定規程

第1条 目的

この規程は、公益財団法人日本刀文化振興協会(以下「刀文協」)が選任する『日本刀名匠(作刀・刀身彫刻、研磨、刀装具〈鐔・小道具〉、白銀、鞘〈白鞘・拵下地・拵〉、柄巻、鞘塗の各分野)』の称号(以下『日本刀名匠』)について定める。英語表記は Certified Master Japanese Sword( ) とする。

第2条 称号の定義

『日本刀名匠』の称号は、当協会主催「新作日本刀 研磨 外装 刀職技術展覧会」で優秀な成績を継続的に取得した者の中から、特に卓越した技量・品格・知識を認められた刀職者に与えられ、以後、同展覧会における出品に際しては無審査となる資格を有する。認定者は他の者の手本となる作品を出品しなければならない。

第3条 称号認定基準展覧会

『日本刀名匠』の称号認定に際し、文化庁並びに経済産業省等監督官庁の後援を受けた展覧会の成績を認定基準とするが、監督官庁の後援がない他の展覧会の成績も考慮する。

第4条 称号認定委員会

当協会主催展覧会の通算成績が別紙基準を満たす対象者が出た場合、常務理事会の発議により称号認定委員会を開催し、推薦に値する場合は直近の理事会に諮る。委員会は理事3名・審査委員経験者2名・外部有識者2名の計7名で構成する。

第5条 称号授与

委員会から推薦された認定対象者に対し、理事会承認を経て会長が『日本刀名匠』認定書を授与する。

第6条 受賞歴の公開

認定者の受賞歴等は明確に公開しなければならない。

第7条 義務

認定者は、原則として毎年実施される「新作日本刀 研磨 外装 刀職技術展覧会」に出品しなければならない。

第8条 名称使用

認定者のみ、認定書に表記された内容の『日本刀名匠』を名乗ることができ、経歴書・名刺等へ表記できる。

第9条 取り消し

協会の名誉を著しく汚した場合、義務不履行等が認められる場合、または相当の事由がある場合は、理事長および認定委員会の協議により称号を取り消すことができる。75歳以上・疾病者は申請により第7条の義務免除可。

第10条 特別措置

過去、文化庁等が後援していた展覧会で無鑑査相当の基準を満たした当協会員は『日本刀名匠』認定を受けられる資格がある。ただし賞歴の基準は監督官庁後援の展覧会の成績とする。

第11条 招待者

協会発足当時から招待者として出品している者は、継続して招待者として出品できる。

第12条 改廃

本規程の改廃は理事会の決議による。
附則:この規程は令和3年6月1日から施行する。

Certification Criteria

認定基準

  1. 当協会主催「新作日本刀 研磨 外装 刀職者技術展覧会」において特賞以上を8回(作刀・刀身彫刻、研磨、刀装具〈鐔・小道具〉、白銀、鞘〈白鞘・拵下地・拵〉、柄巻、鞘塗の各分野)受賞し、他の者の手本となる技量・品格・知識が認められた当協会会員。
  2. 複数部門で同時に特賞を受賞した場合、その特賞数に応じて数える。
  3. 当協会の審査員経験者は特賞1回と数える。
  4. 特賞の数は文化庁後援の展覧会の成績を基準とするが、後援のない他の展覧会の成績も考慮する。
  5. 当協会が主催する研修会(研磨・白鞘・白銀)の講師を複数回務めた者は、委員会協議により特賞1回とみなす場合がある。
  6. 各分野の『日本刀名匠』称号取得のための特賞回数は 8 回とする。

Certified Masters

認定者一覧

※『日本刀名匠(各分野)』(敬称略・五十音順)/ 氏名をクリックするとプロフィール(PDF)が開きます。

日本刀名匠(刀装具)

日本刀名匠(白銀)

日本刀名匠(柄巻)