平成23度 北海道における日本刀の保存・活用と伝統文化総合活性化事業

平成22年度より文化庁の助成のもと、表記の観光振興・地域活性化事業を展開しております。
本年度は、「北海道における日本刀の保存・活用に関する支援コンサルティング事業」及び「学芸員のための日本刀実践講座」を実施いたしました。
上記2事業のうち、11月18日、19日に開催いたしました「学芸員のための日本刀実践講座」の様子をご紹介いたします。
道内の学芸員を中心に12名の受講者があり、一般の受講、見学者も2日間で100余名という活気ある講座となりました。

地域の皆様に向けて、「やさしい日本刀のはなし」と題し初心者向け講座を開設いたしました。当日40名のご参加をいただき、北海道における日本刀に対する関心の高さを感じることができました。

当該事業にご参加いただきました学芸員の皆様、一般の皆様、この場をお借りいたしまして、御礼申し上げます。

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講習会風景1
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講習会風景2
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講習会風景3
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講習会風景4
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講習会風景8

 

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日本刀実践講座風景1
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日本刀実践講座風景2
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日本刀実践講座風景3
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日本刀実践講座風景4
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日本刀実践講座風景5
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日本刀実践講座風景6
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日本刀実践講座風景7

平成23年度 月山日本刀鍛錬道場見学会

平成23年11月5日、愛刀家の方々や日本刀文化に興味をお持ちの方々約10名が、当協会主催の見学会に参加され、月山日本刀鍛錬道場を見学されました。
記念館展示室の古刀月山~貞利、貞伸までの歴代月山刀を鑑賞の後、鍛錬道場での作刀の実演を見学、その後会場を故月山貞一邸に移し、名刀鑑賞会を実施いたしました。
月山貞利VTRの放映や現代刀の刀剣押型も展示され、月山刀の造詣を深めると共に、研磨師真津仁彰氏による鑑賞刀の解説が行われました。
当日の見学会の様子を以下に画像でご紹介します。

見学会にご参加いただきました皆様、ありがとうございました。
後日、お礼の手紙などもいただき、参加者の皆様には大変お喜びいただくことができました。またの機会にも、どうぞふるってご参加ください。
 

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日本刀鍛錬道場前にて記念撮影
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見学者の方々が向こう鎚を体験1
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見学者の方々が向こう鎚を体験2
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名刀鑑賞の風景1
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名刀鑑賞の風景2
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名刀鑑賞の風景3
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名刀鑑賞の風景4
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名刀鑑賞の風景5
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研磨師真津仁彰氏による解説の風景1
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研磨師真津仁彰氏による解説の風景2

第7回「日本刀・刀装具公開鑑賞会」の風景

2011年10月29日(土)、品川のコクヨ東京ショールームにて、当協会定例の日本刀・刀装具公開鑑賞会を開催いたしました。
今回も多くの方々にお越しいただき、活況を呈しました。
その様子を以下にご紹介します。

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鑑賞風景1
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鑑賞風景2
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鑑賞風景3
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刀装具委員会、城野和夫による開会挨拶
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刀装具研究委員会、小田純子による解説風景
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武具甲冑研究委員会、竹村雅夫による解説風景
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日本刀研究委員会、笹津海次による解説風景
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刀剣研師、小川和比古氏による刀剣鑑賞の解説風景
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初心者コーナーの風景

平成23度刀職者実技研修会

平成23年8月26日から28日までの3日間、長野県埴科郡坂城町の鉄の展示館、および宮入鍛刀道場において、「平成23年度刀職者実技研修会」が開催されました。

作刀・研磨・白鞘・白銀・柄巻きの5つの研修分野に、36名の参加がありました。
講師陣、研修生共に、大変熱のこもった3日間でした。また、毎日多くの方々が見学に来られました。

 

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研修会 開会式1
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研修会 開会式2
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研修風景1
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研修風景2
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研修風景3 及び 研修見学1
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研修風景4 及び 研修見学2
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研修風景5
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研修風景6
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研修風景7
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研修風景8

第2回「新作日本刀 刀職技術展覧会」授賞式・懇親会

平成23年6月12日、第2回「新作日本刀・刀職技術展覧会」の授賞式・懇親会を、ホテルオークラにて執り行いました。

ホテルオークラでの授賞式には、約100余名の方々に参列いただき、開式に先立つ国歌斉唱では、ソプラノ歌手大塚幸子さんの独唱に合わせた皆様のお声が、会場に盛大に響きました。
当協会理事長本阿彌光洲の開式の辞に続き、農林水産大臣鹿野道彦様および公益財団法人大倉文化財団理事長大崎磐夫様よりご挨拶を頂き、本展覧会運営委員長の宮入小左衛門行平からの経過報告の後、受賞者の表彰があり、次いで本展覧会審査委員長の小野博より出品作品に対する講評をいたしました。
その後は公益財団法人大倉文化財団大倉集古館館長大倉喜彦様よりご祝辞を、また、数多くの方々からのご祝電を頂戴いたしました。
最後に、本展覧会で経済産業大臣賞を受賞した刀匠、川﨑仁史氏が受賞の言葉を述べると共に、今後の伝統文化の継承および伝統技術の研鑽の誓いも述べました。

授賞式の後は会場をホテルオークラ2階オークルームに移し、懇親会となりました。
まず、当協会特別相談役河端照孝よりご挨拶を述べ、来賓の皆様をご紹介申し上げた後、立食パーティとなりました。
懇親会では各部門受賞者の授賞の言葉、作刀部門および研磨部門審査員による講評など、終了時間いっぱいまで盛大な盛り上がりを見せました。

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開会の辞を述べる当協会理事長本阿彌光洲
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農林水産大臣鹿野道彦様よりご挨拶
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公益財団法人大倉文化財団理事長大崎磐夫様よりご挨拶
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本展覧会運営委員長宮入小左衛門からの経過報告
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経済産業大臣賞を受賞した川﨑仁史氏(刀匠銘:晶平・埼玉県)
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北白川顧問より公益財団法人日本刀文化振興協会会長賞を受賞の小野敬博氏(右・研師・神奈川県)、明珍裕介氏(中央・刀匠銘:宗裕・兵庫県)、宮下武氏(左・白銀師・東京都)
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金賞第1席を受賞した皆様
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金賞第2席を受賞した皆様
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銀賞第1席・新人賞を授賞した皆様
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銀賞を授賞した皆様
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本展覧会審査委員長小野博による講評
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公益財団法人大倉文化財団大倉集古館館長大倉喜彦様よりのご祝辞
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会場をホテルオークラ2階オークルームに移して、懇親会の開会
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懇親会場にて
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当展覧会審査員による作品の講評

第6回「日本刀・刀装具公開鑑賞会」の風景

平成23年2月5日(土)、品川のコクヨ東京ショールームにて、当協会定例の日本刀・刀装具公開鑑賞会を開催いたしました。
名刀や刀装具の名品鑑賞のほか、それぞれの説明も充実した今回は、80名をこえる方々にお越しいただき活況を呈しました。
その様子を以下にご紹介します。

<当日の鑑賞刀>
一号刀:
刀 銘
(表) 水心子正秀(花押)
(裏)寛政八年二月日   應新田源淨聖君需作之以義進之
長さ:57.0cm 反り: 1.3cm

二号刀:
刀 銘  水心子天秀(刻印)
長さ:69.4cm 反り: 2.4cm

三号刀:
刀 銘
(表)於東都加藤綱英 文化八年八月日
(裏)越後大掾国秀
長さ:69.5cm 反り: 1.5cm

四号刀:
刀 銘
(表)於東都加藤綱俊造之
(裏) 天保七申年三月吉日
長さ:69.8cm 反り: 1.9cm

五号刀:
刀 銘
(表)備前介藤原宗次 同 義次作
(裏) 慶應二年五月日
長さ:71.2cm 反り: 1.6cm

六号刀:
刀 銘
(表)鎌倉権五郎平景政後裔
嶋田景信十一世孫同氏内匠正
(裏) 澄
於東都千住様太々土壇裁断
嘉永五壬子年八月日
鑑定成瀬候衛士伊賀藤四郎
長さ:69.6cm 反り: 1.4cm

七号刀:
刀 銘 川﨑晶平之
長さ:71.2cm 反り: 2.1cm

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名刀鑑賞の風景1
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名刀鑑賞の風景2
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刀装具研究委員会、小田純子による刀装具解説風景
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武具甲冑研究委員会、竹村雅夫による刀装具、甲冑の解説風景
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初心者コーナーにおける解説風景

 千葉県習志野市の研師、小川和比古氏が講師を担当されました。

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鑑賞刀の解説風景1
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鑑賞刀の解説風景2
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鑑賞刀の解説風景3

今回は、第1回「新作日本刀・刀職技術展覧会」作刀部門において、経済産業大臣賞を受賞した埼玉県児玉郡の刀匠、川﨑仁史氏がご自身の刀の解説を、また、研師の本阿彌毅氏が作品を研磨した立場から解説をなされました。

第5回「日本刀・刀装具公開鑑賞会」の風景

平成22年12月4日(土)、南青山の根津美術館にて、当協会定例の日本刀・刀装具公開鑑賞会を開催いたしました。
名刀や刀装具の名品鑑賞のほか、それぞれの説明も充実した今回は、80名をこえる方々にお越しいただき活況を呈しました。
その様子を以下にご紹介します。

<当日の鑑賞刀>
一号刀: 太刀 銘 助包
二号刀: 太刀 銘 久國
三号刀: 太刀 銘 了戒
四号刀: 太刀 銘 貞末作
五号刀: 刀 銘 (表)
(裏) 井上真改 金象嵌 秋水(他あり)
菊紋延宝四年八月日

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名刀鑑賞の風景1
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名刀鑑賞の風景2
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名刀鑑賞の風景3
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刀装具名品鑑賞の風景1
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刀装具名品鑑賞の風景2
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鑑賞刀の解説風景

今回は東京都新宿区の刀剣商、飯田慶雄氏が講師を担当されました。

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刀装具の解説風景

第4回「日本刀・刀装具公開鑑賞会」の風景

平成22年10月2日(土)、両国の江戸東京博物館にて、当協会定例の日本刀・刀装具公開鑑賞会を開催いたしました。
名刀や刀装具の名品の公開鑑賞コーナーのほか、これまで日本刀を持って鑑賞した経験のない方々がその手ほどきを受けられる「初心者コーナー」も設け、60名を超える方々にお越しいただき活況を呈しました。
その様子を以下にご紹介します。

<当日の鑑賞刀>
一号刀: 太刀 銘 備州長船住景光
筑前黒田家伝来
二号刀: 刀 無銘 伝備前国長船長義
藤堂家伝来
三号刀: 刀 金粉銘 (表)
(裏) 来国長
伝曰島津家伝来 光遜(花押)
島津家伝来
四号刀: 刀 銘 備中国水田住国重作
五号刀: 刀 銘 肥前国忠吉
(五代・近江守忠吉)

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名刀鑑賞の風景1
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名刀鑑賞の風景2
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鑑賞刀の解説風景

今回は埼玉県三郷市の日本刀研師、佐々木卓史先生門下の水田吉政氏と相良雄一氏が講師を担当されました。

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刀装具名品鑑賞の風景1
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刀装具名品鑑賞の風景2
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初心者コーナーの風景1
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初心者コーナーの風景2

刀の持ち方から鑑賞の仕方まで懇切丁寧な指導を受けることができます。

平成22年度刀職者実技研修会及び日本刀鍛錬見学ツアー

平成22年8月27日から29日までの3日間、長野県埴科郡坂城町の鉄の展示館および宮入鍛刀道場において、「平成22年度刀職者実技研修会」が開催されました。
作刀・研磨・白鞘・白銀・柄巻きの5つの研修分野に、合計30名を超える研修生の参加がありました。
会場では講師の先生方に個別に指導を受けたり、研修生同士の意見交換なども行われ、また、普段目にする機会の少ない受講分野以外の仕事の見学する研修生も見受けられるなど、参加者にとって有意義で活気溢れる3日間でした。
なお、28日の土曜日には、愛刀家の方々や日本刀文化に興味をお持ちの方々30名ほどが、当協会主催のバスツアーに参加され、宮入鍛刀道場と本実技研修会を見学されました。滅多に見ることのできない職人たちの仕事の様子に、新鮮さを覚え興味が尽きないとの感想も聞こえてきました。
これらの様子を以下に画像でご紹介します。

開会に際して坂城町の中沢一町長にご挨拶をいただききました。

開会式
開会式

研修会場では講師の先生方の実演を拝見し、丁寧な説明や指導を受けることができました。

研修風景1
研修風景1
研修風景2
研修風景2
研修風景3
研修風景3
研修風景4
研修風景4
研修風景5
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研修風景6
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研修風景7
研修風景7
研修風景8
研修風景8

鉄の展示館では学芸員の方から日本刀鍛錬見学ツアーにご参加の方々へ館内説明をしていただきました。

見学風景(館内説明)
見学風景(館内説明)

日本刀の伝統文化を知っていただくためにも、研修会場はツアー参加者はじめ、一般の方々に公開。

見学風景(研修会場)1
見学風景(研修会場)1
見学風景(研修会場)2
見学風景(研修会場)2
見学風景(研修会場)3
見学風景(研修会場)3
見学風景(研修会場)4
見学風景(研修会場)4

ツアー参加者の方々とのこんな交流もありました。

交流風景(研修会場)1
交流風景(研修会場)1
交流風景(研修会場)2
交流風景(研修会場)2

日本刀鍛錬見学ツアーのメインでもある、宮入鍛刀道場での様子。

見学風景(宮入鍛刀道場)1
見学風景(宮入鍛刀道場)1

見学者の方々が向こう鎚を体験しました

見学風景(宮入鍛刀道場)2
見学風景(宮入鍛刀道場)2

緊張の一瞬、焼き入れの瞬間

 交流風景(宮入鍛刀道場)
交流風景(宮入鍛刀道場)

ツアーにご参加いただきました皆様、ありがとうございました。
お楽しみいただけましたでしょうか。またの機会もどうぞふるってご参加ください。