「新御番鍛冶プロジェクト」のお知らせ

現代最高峰の刀匠による隠岐神社への刀剣奉納「新御番鍛冶プロジェクト」始動。

2021年は、後鳥羽上皇が隠岐に遷られてから800周年の記念の年にあたります。
後鳥羽院は刀剣をこよなく愛し、優れた刀匠を庇護したと伝えられています。そんな彼のもとには「御番鍛冶」と呼ばれる名のある刀鍛冶が多く仕え、現在に残る名刀が多く生み出されることとなりました。

「新御番鍛冶プロジェクト」は、御番鍛冶の伝承を現代に甦らせ、後鳥羽院をまつる隠岐神社に現代最高峰の刀工技術で作る刀を奉納することで、刀剣文化を記憶、そして次の世代に継承してゆくことを目指して走り出しました。

令和3年(2021)10月16日(土)の隠岐神社の後鳥羽院遷幸800年記念大祭における神前鍛錬を皮切りに、新御番鍛冶に相応しい刀匠12名に刀の奉納を一振づつお願いしていきます。目標は、御番鍛冶の伝承に沿って12振。すべての奉納刀が揃うまでプロジェクトの継続を目指します。

奉納の儀式を終えた奉納刀は後鳥羽院資料館にて展示し、皆様にご鑑賞いただけるよう設備などを整えていく予定です。
新御番鍛冶の記念すべき第1刀目の製作は、令和3年(2021)10月16日(土)秋の大祭で月山貞利氏による神前鍛錬より始まります。およそ1年をかけ作刀に入り、完成次第、隠岐神社の大祭にて「奉納の儀」が行われます。