平成22年8月27日から29日までの3日間、長野県埴科郡坂城町の鉄の展示館および宮入鍛刀道場において、「平成22年度刀職者実技研修会」が開催されました。
作刀・研磨・白鞘・白銀・柄巻きの5つの研修分野に、合計30名を超える研修生の参加がありました。
会場では講師の先生方に個別に指導を受けたり、研修生同士の意見交換なども行われ、また、普段目にする機会の少ない受講分野以外の仕事の見学する研修生も見受けられるなど、参加者にとって有意義で活気溢れる3日間でした。
なお、28日の土曜日には、愛刀家の方々や日本刀文化に興味をお持ちの方々30名ほどが、当協会主催のバスツアーに参加され、宮入鍛刀道場と本実技研修会を見学されました。滅多に見ることのできない職人たちの仕事の様子に、新鮮さを覚え興味が尽きないとの感想も聞こえてきました。
これらの様子を以下に画像でご紹介します。
開会に際して坂城町の中沢一町長にご挨拶をいただききました。
研修会場では講師の先生方の実演を拝見し、丁寧な説明や指導を受けることができました。
鉄の展示館では学芸員の方から日本刀鍛錬見学ツアーにご参加の方々へ館内説明をしていただきました。
日本刀の伝統文化を知っていただくためにも、研修会場はツアー参加者はじめ、一般の方々に公開。
ツアー参加者の方々とのこんな交流もありました。
日本刀鍛錬見学ツアーのメインでもある、宮入鍛刀道場での様子。
見学者の方々が向こう鎚を体験しました
緊張の一瞬、焼き入れの瞬間
ツアーにご参加いただきました皆様、ありがとうございました。
お楽しみいただけましたでしょうか。またの機会もどうぞふるってご参加ください。