第11回「新作日本刀 研磨 外装 刀職技術展覧会」終了のご報告とご来場御礼

 8月29日(日)をもちまして、第11回「新作日本刀 研磨 外装 刀職技術展覧会」が無事終了いたしました。この間、多くの皆さまにご来場頂き心より御礼申し上げます。
 現在も続くコロナ禍ということもあり開催が危ぶまれておりましたが、会場となりました坂城町「鉄の展示館」のご支援ご協力を得まして、新型コロナ感染拡大防止対策もきちんと実施して頂いた上で開催し無事会期を終えることが出来ました。坂城町はじめ開催にあたりご協力頂きました関係各位の皆さまに改めて心から御礼申し上げます。
 また、各種ご協賛を頂き運営をサポートして頂きました皆さまにも深く感謝申し上げます。来年こそは、晴れて今まで通り関連イベントもお楽しみ頂きながら、刀職者の皆さまの卓越した作品を鑑賞できる展覧会を開催したく思います。
 どうか来年もよろしくお願いいたします。

公益財団法人日本刀文化振興協会 
理事長 吉原 國家

令和3年度「刀職者実技研修会」中止のお知らせ 8/27(金)~29(日)

8月27日(金)から29日(日)まで開催を予定しておりました令和3年度「刀職者実技研修会」ですが,まだ収束時期の見えないコロナ禍の現況に鑑み大変残念ではありますが今回、急遽中止と決定いたしました。
同研修会の参加希望者はもとより、見学を楽しみにしておられた皆さま方には大変申し訳なく思いますが、事情をご理解頂きご了承のほどよろしくお願いいたします。

「百錬精鐵 刀匠 月山貞利展」京都髙島屋8/25(水)~31(火)

会場:京都髙島屋6階美術画廊
※最終日は午後4時閉場
京都髙島屋の営業時間についてはHPをご確認下さい。


月山鍛冶は鎌倉時代初期の鬼王丸を祖とし、奥州月山の麓で鎌倉、室町期に栄えました。月山鍛冶の最大の特徴は、刀身全体に波のように流れる「綾杉肌」で、月山鍛冶の鍛えた刀身に顕著に現れることから、月山肌とも呼ばれます。江戸時代に入ると月山鍛冶は様々な要因から影を潜めますが、松尾芭蕉の「奥の細道」に「此国の鍛冶、霊水を撰てここに潔斎して剣を打、終に月山と銘を切って世に賞せらる」とあるようにこの時代にもその名は広く知られていました。
幕末の月山貞吉もこうした鍛冶の1人でしたが、天保期に大阪へ移住し月山鍛冶の再興を果たし、大阪月山の基を開きました。その後、月山貞一(帝室技芸員)、月山貞勝、月山貞一(重要無形文化財保持者)の各時代に様々な苦難を乗り越えながらも、月山貞利によってその尊い技術は現代に受け継がれています。
本展では約八百年続く綾杉鍛えの作品や月山家に伝わる刀身彫刻、日本刀各伝の作品を一堂に展示致します。また後継の刀匠月山貞伸の作品も同時に展示致します。
刀匠月山貞利が鍛え上げた渾身の最近作をどうぞご高覧下さい。

「明治の拵、令和の刀」銀座三越 8/17(水)~8/24(火)

会期: 8月18日(水)から8月24日(日)「最終日午後6時終了」
会場: 銀座三越 本館7階 ギャラリー

令和の刀は明珍宗裕、河内一平の 作品を出品いたします。

*諸般の事情により、営業日・営業時間、予定しておりましたイベント等が変更・中止になる場合がございます。
必ず事前にホームページを確認してからご来店下さい

【ご来場御礼】Tokyo Tokyo ALL JAPAN COLLECTION~ 東京、日本各地の魅力を東京スポーツスクエアから発信 ~

会期中、当協会が出展しておりました「伝統の美PRブース」に多数お立ち寄り頂き誠にありがとうございました。
お陰様で、無事終了いたしました。
31日に開催しました川﨑晶平氏並びに泉 公士郎氏のステージ講演にも多数ご参加頂き重ねて御礼申し上げます。
これからも機会を見つけて出展し、一人でも多くの皆さまに日本刀文化の奥の深さを知って頂きたく思います。

第11回「新作日本刀 研磨 外装 刀職技術展覧会」授賞のご報告

今回中止となりました授賞式に代わり、宮入小左衛門行平常任理事より根津啓氏に対し大臣賞の伝達を行いました。

文部科学大臣賞 経済産業大臣賞
根津啓氏

また、文部科学大臣賞・経済産業大臣賞の根津啓氏と銅賞・新人賞の吉本隆氏にインタビューいたしました。
根津啓氏のインタビュー記事はこちら
吉本隆氏のインタビュー記事はこちら

 

根津啓氏
吉本隆氏

【第11回新作日本刀 研磨 外装 刀職技術展覧会】関連イベント

令和3年(2021年)【第11回新作日本刀 研磨 外装 刀職技術展覧会】関連イベントのお知らせです

①「つばの拓本」のしおり作り
 鐔を拓本にとって、オリジナルしおりをつくります
 開催日:7月24日㈯
 時 間:午前9時〜午後4時30分(終日開催)
 会 場:鉄の展示館
 定 員:先着10名
 対 象:小学生以上(小学生は保護者同伴)
 参加費:1,000円(入館料別)

②一期三振り〜備前刀を追え!〜
 三振りの刀の中から、備前伝の刀を一振り探し出します!
 開催日:7月25日㈰
 時 間:午前9時〜午後4時30分(他のイベント中は休止)
 会 場:鉄の展示館
 定 員:先着10名
 対 象:中学生以上
 参加費:500円(入館料別)

③ギャラリートーク
 学芸員が展示解説を行います
 開催日:7月25日㈰、8月15日㈰
 時 間:午前10時30分〜11時30分
 会 場:鉄の展示館
 定 員:先着10名
 参加費:無料(入館料別)

④刀のお手入れ体験
 展示館所蔵の真剣で、刀のお手入れが体験できます
 開催日:8月1日㈰、8月9日㈪
 時 間:午前9時〜午後4時30分(終日開催)
 会 場:鉄の展示館
 参加費:無料(入館料別)
 ※この他に、お手入れ体験を実施することがあります。くわしくは、鉄の展示館ホームページをご覧ください。

⑤夏休み応援企画!手作りナイフを作ろう!!
 五寸釘を使って、自分だけのオリジナルナイフを作ります
 開催日:8月8日㈰
 時 間:①午前10時〜正午②午後1時30分〜3時30分
 会 場:鉄の展示館
 定 員:各回先着30名
 参加費:500円(入館料別)

⑥一期三振り〜古刀を追え!〜
 三振りの刀の中から、古刀を一振り探り出します!
 開催日:8月14日㈯
 時 間:午前9時〜午後4時30分(終日開催)
 会 場:鉄の展示館
 定 員:先着10名
 対 象:中学生以上
 参加費:500円(入館料別)

⑦「部分押形」のしおり作り
 刀の茎(なかご)を石華墨で写し取って、オリジナルしおりを作ります
 開催日:8月15日㈰
 時 間:午前9時〜午後4時30分(他のイベント中は休止)
 会 場:鉄の展示館
 定 員:先着10名
 対 象:小学生以上(小学生は保護者同伴)
 参加費:500円(入館料別)

⑧拵入りの刀を分解してみよう
 拵に入っている刀を自分で分解し、刀身と小道具まで鑑賞します
 開催日:8月21日㈯
 時 間:午前9時〜午後4時30分(終日開催)
 会 場:鉄の展示館
 定 員:先着10名
 対 象:中学生以上
 参加費:500円(入館料別)

⑨ビギナー歓迎!初心者のための刀剣講座
 古刀から現代刀まで、名刀の数々を手に取って鑑賞します。初心者歓迎!
 開催日:8月22日㈰
 時 間:午前10時30分〜正午
 会 場:鉄の展示館
 定 員:先着20名
 対 象:小学生以上(小学生は保護者同伴)
 参加費:500円(入館料別)

⑩「刀職者実技研修会」一般公開
 日本刀制作に関わる様々な伝統技術(刀身制作・研磨・拵下地・金具制作・柄巻)の専門的技術向上をはかるための研修会を一般に公開します
 開催日:8月27日㈮〜29日㈰
 時 間:午前10時〜午後4時(最終日は午後3時まで)
 会 場:鉄の展示館
 参加費:無料(入館料別)

⑪小柄小刀を作ろう!
 2日間かけて、本物の小柄小刀を作ります
 開催日:8月28日㈯・29日㈰
 時 間:午前10時〜午後5時
 会 場:宮入鍛刀道場(初日集合は鉄の展示館)
 定 員:先着10名
 対 象:高校生以上
 参加費:50,000円(入館料込み)
 申込み:往復はがきもしくはメールで申し込み。
❶参加希望者名(1組5名様まで)
❷代表者の住所・電話番号
❸往復はがきの場合は返信用はがきに宛名を記入の上、鉄の展示館イベント係までお送りください。先着順。
 〒389-0601 長野県埴科郡坂城町坂城6313-2
鉄の展示館 イベント係
お問い合わせ TEL/0268-82-1128