第11回「新作日本刀 研磨 外装 刀職技術展覧会」開催のご案内

謹啓 時下ますますご清祥のこととお慶び申し上げます。平素は公益財団法人日本刀文化振興協会(刀文協)の活動にご理解ご支援を賜り、誠にありがとうございます。
 さて、刀文協は令和3年度の公益目的事業として、長野県の坂城町並びに坂城町鉄の展示館と共催により、第11回「新作日本刀 研磨 外装 刀職技術展覧会」を開催します。今回も各賞に輝く秀作を展示し広く刀剣ファンの皆さまにご覧頂けるように企画いたしました。
また、作刀・刀身彫刻/研磨/刀装の3部門の他に、特別公開部門として、“Sword Oshigata Art”部門も公開致します。
 尚、当初、後期展として予定しておりました「明治神宮宝物殿」での展覧会は、まだ続いておりますコロナ禍のため、今年は見送ることに致しますのでご了承願います。

1.名称 第11回新作日本刀 研磨 外装 刀職技術展覧会
2.会場 「坂城町 鉄の展示館」
       〒389-0601 長野県埴科郡坂城町坂城6313-2
3.会期 令和3年7月22日(木)~8月29日(日)
     尚、授賞式・懇親会はコロナ禍の影響を受け、本年は開催致しません。
4.部門 作刀・刀身彫刻/研磨/刀装の3部門
5.分野 作刀・刀身彫刻・研磨・鐔(その他刀装具)・白銀(鎺その他金具)・白鞘・拵下地・柄巻き・鞘塗り・拵

「技を繋ぐ~刀工 宮入小左衛門行平一門展」3/24(水)~29(月)

宮入小左衛門行平刀工の最新作を中心に、伝統の技を受け継ぐ一門の川﨑晶平(埼玉)、河内一平(長野)、根津秀平(長野)、上山輝平(岡山)の作品を展示・販売いたします。

会期:2021/3/24(水)〜3/29(月)
会場:高崎髙島屋 5階アートギャラリー
   〒370-8565 高崎市旭町45 電話(027)330-3956
    アートギャラリー営業時間午前10時〜午後6時
    ※最終日は午後2時閉場

お守り刀展〜願いを込めて〜横浜髙島屋3/3(水)~3/9(火)

 古来より私たち日本人は、刀剣の中に多くのものを求めて参りました。武器であることはもちろんのこと、刀身の中に現れた現象を自然界にある景色に見立て、その美しさを愛でたり、また、家族や一族の安寧や繁栄など、多くの思いを託す祈りの象徴のようなものでありました。この「お守り刀展」で現代の刀剣作家が祈りの思いを具現化した作品をご覧いただき、会場に足を運んでくださる方々の健やかな人生を願いたいと思っております。全日本刀匠会

●会期:2021/3/3(水)〜3/9(火)最終日は午後4時閉場
●会場:横浜髙島屋7階 美術画廊
    横浜市西区南幸1-6-31 (045)311-5111
■インスタライブ 3日(水)・6日(土)各日午後2時から

※都合により営業時間・催し内容が変更になる場合がございます。また、商品の販売中止・販売期間が変更になる場合がございます。
※ご入店時はマスク着用・手指の消毒をお願いします
※混雑時は入店制限・店舗施設の利用制限をお願いする場合がございます。

「二次元VS日本刀展」関鍛冶伝承館 12/4(金)~2/1(月)

 関市は、市政70周年・合併15周年を記念し、関鍛冶伝承館(関市南春日町)において、12月4日(金)から2月1日(月)までの期間、漫画やアニメ等の人気クリエイター達が考えた日本刀を展示する「2次元VS日本刀展」を開催します。
 本企画展の開催目的は、日本刀文化及び関鍛冶の魅力を多くの若者へ発信することです。そのため、展示作品の中には、関伝日本刀鍛錬技術保存会の尾川兼國刀匠が製作した「るろうに剣心-明治刺客浪漫鐔-の逆刃刀」及び二十五・二十六代藤原兼房刀匠が人気イラストレーターのデザインを再現した日本刀、関市刀剣研磨外装技術保存会の鞘師森隆浩氏が制作に携わった「バケモノの子 熊徹の刀・拵」があります。本企画展では、関鍛冶が制作に携わった日本刀も含め、計14振りの日本刀を展示します。また、人気クリエイター達が描き起こした「未来の日本刀をテーマにしたイラスト」も同時展示します。

会場:関鍛冶伝承館2階 第Ⅰ・Ⅱ展示室(岐阜県関市南春日町9-1)
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日 程:令和2年12月4日(金)〜令和3年2月1日(月)
開催時間:9時〜16時30分
休館日:火曜日・祝日の翌日(いずれも休日を除く)
入館料:大人800円、高校生500円、小中学生300円
主 催:関市
企画協力:関伝日本刀鍛錬技術保存会、株式会社テレビ瀬戸内クリエイト、一般社団法人全日本刀匠会事業部、株式会社集英社、株式会社明治村、スタジオ地図、株式会社ホーム社、株式会社現刀美

「artKYOTO 2020~History in Action Festival~」12/4(金)~12/6(日)

美術市(アートフェア)

会期:12月4日(金)〜6日(日)
京都国立博物館 明治古都館会場

宝満堂(東京)「明治の拵、令和の刀」のブースに
明珍宗裕刀匠、河内一平刀匠の作品が出品されます。

本イベントのメインプログラムである美術市(アートフェア)。今年は京都国立博物館にて開催します。歴史的建造物「京都国立博物館 明治古都館」で、アートの鑑賞から所有まで様々な体験を提供いたします。会場となる京都国立博物館の明治古都館は、近代洋風建築の重要文化財で明治28(1895)年10月竣工、明治30(1897)年5月に開館した、京都国立博物館のシンボルともいうべき煉瓦造りの建物です。artKYOTO 2020の美術市は、世界のアートフェアで主流となっている現代的なコンベンションホールや仮設空間とは異なり、通常非公開の歴史的建造物の空間を活かしたアートフェアとなります。それだけでなく、通常、展示物を鑑賞する場として機能してきた「博物館」にアート作品が出品され、購入できる機会はまたとない特別な場となるでしょう。各ブースで楽しむことが出来る作品の鑑賞や購入はもちろんのこと、博物館という場所性や、建築空間としても価値の高い重要文化財・明治古都館の非日常な空間だからこそ生み出される、ギャラリストとの出会いや新たなコミュニケーションの場を創出します。

その他のプログラムやチケットなど詳しくは「artKYOTO」公式サイトをご覧ください。

「お守り刀特別展~願いを込めて~」岡山会場 12/5(土)〜1/31(日)

 古来、お守り刀は作刀や刀剣研磨、木工芸、金工、漆芸、組紐などの日本伝統工芸の粋を集めて製作されてきました。このお守り刀の魅力を広く発信するため、「お守り刀展覧会」が開催され、今年は15回目の節目の年になる予定でした。しかしながら、100年に一度と言われる未知の感染症に世界が襲われ、4月には日本でも緊急事態宣言が発令され、すべての社会活動が中止に追い込まれました。当初お守り刀展覧会の中止も検討されましたが、逆にこのような時だからこそ、「魔を除け邪を祓う」という祈りが込められたお守り刀の力で、世の中の平穏を願うべきではないかと考え、形を変えて開催することとなりました。
 今回は、優れたお守り刀を集結し、日本だけでなく世界の禍を断ち切りたいという願いを込めて、対象を広げ、過去に制作され、各展覧会に出品されたお守り刀も募集対象とする特別展とし、会場に足を運んで下さる方々の健やかな人生を願う展覧会となることを期するものです。

会 期:令和2年12月5日(土)~令和3年1月31日(日)
会 場:林原美術館
    〒700-0823 岡山市北区丸の内2-7-15
     TEL086-223-1733 FAX086-226-3089
開館時間:午前10時 ― 午後5時 ※入館は4時30分までとさせて頂きます
入館料:
 一般 800円
 高・大学生 500円
 中学生以下 無料
 ※お着物にてご来場の方 無料
 友の会会員・学校メンバーズ団体 300円
 ※障害者手帳提示の方・付添者 無料
 ※団体(20名様以上) 2割引

◎関連イベント
※新型コロナウイルス感染等の状況により、開催内容の変更、延期もしくは中止となる場合がございますので、事前に当館ホームページ等でご確認をお願いいたします。

●学芸員によるギャラリートーク
会期中:毎週土曜日14時~

●刀剣職方によるリモート解説
会期中に出品作の制作者たちによる工房紹介や作品解説など、
林原美術館公式Facebookを使って発信していきます。

★来館者が投票する市民審査員賞★
特別展入場者(小中学生の団体を除く)に投票券を配布します。
心に残った作品1点を記入し、会場内設置の投票箱に投票していただきます。
最も多くの票を獲得した作品に「市民審査員賞」を授与するとともに、
投票に参加していただいた方の中から抽選で、刀匠製作の小品をプレゼントいたします。

◎会期中の休館日は下記の通りです。
月曜日休館(祝日等休日の場合は翌日)、年末年始(12/28~1/4)

「百錬精鐵 刀匠 月山貞利展」10/28(水)~11/3(火祝)

会期:令和2年10/28(水)~11/3(火祝)
会場:日本橋髙島屋S.C. 本館6階美術画廊
   〒103-8265 東京都中央区日本橋2丁目4番1号
    TEL:(03) 3211‐4111
※最終日は午後4時閉場

月山鍛冶は鎌倉時代初期の鬼王丸を祖とし、奥州月山の麓で鎌倉、室町期に栄えました。月山鍛冶の最大の特徴は、刀身全体に波のように流れる「綾杉肌」で、月山鍛冶の鍛えた刀身に顕著に現れることから、月山肌とも呼ばれます。江戸時代に入ると月山鍛冶は様々な要因から影を潜めますが、松尾芭蕉の「奥野の細道」に「此国の鍛冶、霊水を撰てここに潔斎して剣を打、終に月山と銘を切って世に賞せらる」とあるようにこの時代にもその名は広く知られていました。

幕末の月山貞吉もこうした鍛冶の1人でしたが、天保期に大阪へ移住し月山鍛冶の再興を果たし、大阪月山の基を開きました。その後、月山貞一(帝室技芸員)、月山貞勝、月山貞一(重要無形文化財保持者)の各時代に様々な苦難を乗り越えながらも、月山貞利によってその尊い技術は現代に受け継がれています。

本展では約八百年続く綾杉鍛えの作品や月山家に伝わる刀身彫刻や日本刀各伝の作品を一堂に展示致します。また後継の刀匠月山貞伸の作品も同時に展示致します。

刀匠月山貞利が鍛え上げた渾身の最近作をどうぞご高覧下さい。

※期間中は月山貞利、貞伸のいずれかが在廊致します。皆様のご来場を心よりお待ち致しております。

「明治の拵、令和の刀」~9/1(火)好評開催中

 現在、好評開催中です。皆様のお越しをお待ちしております。  幕末から明治にかけての拵・鍔・目抜きなどの刀装具の外、「経済産業大臣賞」受賞者3名の短刀・脇指・刀を5振など展示販売しております。

 本展では、明治期に趣向と技術を凝らされて製作された拵や刀装具の数々と、令和と元号を変えてもなお脈々と息づく、現代刀匠による日本刀を中心に、刀にまつわる作品の数々を、時を越えて繋ぎ合わせます。
 侍の国、日本では、刀は命のように大切なもの。帯刀を許された武士たちにとっては、まさしく誇りそのものでした。そしてそれを保護する拵や鍔などの刀装具で個性を競い、その意匠の進化と共に、同時代の職人の技磨きに寄与しました。
 明治に入り近代化が進み、帯刀を禁じられると一気に需要は減じてしまいますが、培われた職人の技を尽くしたまさに超絶技巧の結晶が、刀装具として形に残されています。
 また、時は現在の令和に移ってもなお、日本刀は日々鍛錬され、新しい作品が生み出され続けています。本展にご出品いただく、河内一平、根津秀平、上山輝平の3氏は、いずれも「新作日本刀研磨外装刀職技術展覧会」において、作刀部門最高賞である『経済産業大臣賞』を受賞された実力派です。
 明治と令和、150年の時をまたいだ共演をぜひご高覧ください。

会場:銀座三越 7階 ギャラリー
    〒104-8212 東京都中央区銀座4-6-16
会期:2020/8/26(水)〜9/1(火)午前10時〜午後8時<最終日は午後6時まで>
出品刀匠:河内一平・根津秀平・上山輝平

<特別企画>
記念プレートに刀匠が銘切りいたします。
銘切キーホルダー 3,300円
8月26日(水)・8月29日(土)・8月30日(日)
各日午後1時~3時、※各日先着10名さま限り

※在廊日程一覧(予定)

刀匠名 8/26 27 28 29 30 31 9/1
河内 一平  ○  ○  ○  ○  ○  ○  ○
根津 秀平  ○  −  −  ○  ○  ○  ○
上山 輝平  ○  ○  ○  ○  ○  ○  ○

 

「お守り刀特別展〜願いを込めて〜」9/12(土)~11/23(月)

会 期:9月12日(土)~11月23日(月)
会 場:坂城町鉄の展示館
    〒389-0601 長野県埴科郡坂城町坂城6313-2
     Tel. 0268-82-1128
開館時間:午前9時~午後5時(入館は午後4時30分)
入館料:500円、中学生以下は無料

古来お守り刀は、作刀、刀剣研磨、木工芸、金工、漆芸、組紐と日本伝統工芸の粋を集めて製作されてきました。このお守り刀の魅力を広く発信するため、「お守り刀展覧会」が開催され、今年は15回目の節目の年になる予定でした。
 しかしながら、100年に一度と言われる未知の感染症に世界が襲われ、4月には日本でも緊急事態宣言が発令され、すべての社会活動が中止に追い込まれました。当初お守り刀展覧会の中止も検討されましたが、逆にこのような時だからこそ、「魔を除け邪を祓う」祈りが込められたお守り刀の力で、世の中の平穏を願うべきではないかと考え、形を変えて開催することといたしました。

 今回は、優れたお守り刀を集結し、日本だけでなく世界の禍を断ち切りたいという願いを込めて、対象を広げ、過去に制作され、各展覧会に出品されたお守り刀も募集対象とする特別展として、開催するものであります。会場に足を運んで下さる方々の健やかな人生を願う展覧会となることを期するものであります。